ほうれん草の収穫包丁の種類とラクラク収穫のコツ

農業ノウハウ

野菜を育てていると、「収穫包丁」という道具を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。様々な野菜の収穫に使用される道具のひとつであり、ほうれん草の収穫に適した収穫包丁もあります。

この記事では、ほうれん草の収穫に使用する収穫包丁の特徴や使い勝手、収穫に使用する道具の種類などについてご紹介します。

野菜の収穫に使う「収穫包丁」とは?

収穫時の鎌の代わりに使用する包丁のこと

「収穫包丁」は、野菜の収穫時に苗や根から切り取る道具です。形状が近いものであれば「収穫鎌」がありますが、大きな違いはアーチ状の刃ではなく、直線的な刃の形状をしているところです。

使用していて刃の切れ味が落ちてきた場合は、料理包丁と同様に研ぎ石で復活させることができ、長く使える刃物のひとつです。

料理包丁とは異なる形状もある

料理包丁は持ち手となる柄からまっすぐに刃が伸びたものが一般的で、収穫包丁も同様の形状が多いです。しかし、改良が加えられた収穫包丁は形状が変化し、柄と刃の間がL字に曲がっているものなどもあります。

使いやすさは個人差がありますので、好みの形状や持った時の印象で選んでみると良いでしょう。

5,000円前後で買える商品が多い

収穫包丁は比較的購入しやすい価格帯で流通しており、2022年10時点の市場をチェックしてみると5,000円前後で販売されているものが多い印象です。

価格は幅広く、1,000円以下で購入できるものもあることから、購入しやすいアイテムとなっています。

ほうれん草に収穫包丁を使うメリット

効率よく収穫できる

ほうれん草を収穫する際に収穫包丁を使用すると、根元からスッと切り取ることができるため、収穫時の効率アップが期待できます。収穫包丁は切れ味が良いほど収穫時のストレスも感じにくくなるでしょう。

使用する収穫包丁を選ぶ時は、収穫中は包丁を持ち続けることから、持ちやすさや重さなども確認しておくことがおすすめです。

低コストで導入できる

ほうれん草の収穫に使用するアイテムは後述で詳しく紹介しますがいくつかの種類があり、収穫包丁は比較的リーズナブルな価格で手に入ることから初期導入しやすい道具です。

安いものであれば1,000円以下でも手に入るため、小規模の家庭菜園などでも活用しやすい特徴があります。

左右兼用タイプがある

「利き手向けに作られた道具を使いたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。近年は利き手に関係なく使用できる道具も増えていますが、昔は右利き向けに開発された商品が一般的でした。

収穫包丁は左右兼用タイプとして両刃になっている商品があるため、左利きの方も使用しやすくなっています。また、このような兼用タイプは道具をシェアする際も利き手を気にせず使いまわせます。

ほうれん草に収穫包丁を使うデメリット

収穫時に腰を下ろす必要がある

収穫包丁は柄の長さが短く、手の延長に刃があるような状態で使用します。そのため、ほうれん草のように根本を切り取る場合は地面に身体を寄せる必要があり、中腰や腰を下ろした姿勢で収穫作業を行います。

小規模の家庭菜園などの場合は数回の収穫作業で済むことから、このような動作も負担に感じにくいでしょう。しかし、一度の収穫本数が多くなる場合は労力も必要となり、立つ・しゃがむといった動作で効率が下がってしまう可能性があります。

サイズが小さく見失うこともある

収穫包丁のサイズは商品によって異なりますが、目安として全長30cm前後のものが一般的でしょう。持ち運びや収納のしやすい小柄な道具なので、収納スペースには困りにくいです。

一方で、収穫時期を迎えたほうれん草の畑で作業途中などに地面に置いてしまうと、ほうれん草の葉で収穫包丁が隠れてしまい見失ってしまうこともあります。置き忘れたままにしていると思わぬ怪我などを招く可能性もあることから、取扱いには十分な配慮を行いましょう。

包丁以外のほうれん草の収穫に使えるアイテム

ハサミ

家庭菜園などでほうれん草を育てたことがある方は、すでにハサミを使用したことがあるかもしれません。ほうれん草はハサミで収穫ができるため、料理用のキッチンバサミなどを活用されている方もいます。

また、収穫専用のハサミも販売されており、直感的な作業でほうれん草が収穫できるのが魅力的です。ハサミは開閉が必要になることから、紙を切るのと同様に、回数が増えれば増えるほど手や指にかかる負担は大きく感じられるかもしれません。

収穫鎌は収穫包丁と使い方は似ていますが、押し切るというよりも、引いて刈るような力の使い方で収穫作業を行います。

使い分けは個人の好みとなりますが、目安として「キャベツや白菜などの大きな野菜は収穫包丁」や「片手で握れる小さな葉物野菜は収穫鎌」などのように、収穫する野菜の大きさで判断される傾向があります。

収穫機

収穫機は立ったまま使える商品が多いため、広範囲の畑で連続した収穫作業を行う際に適した道具です。種類は手動や自走式、根切り後の野菜を拾い集める機能付きなどのように複数のタイプがあります。

選ぶ種類によって購入価格や使用時のコストも変化し、「手動で根切りを行うもの」が安く、機能が増えるごとに相場も高くなります。

>>ほうれん草の収穫機の種類について

収穫数が多いならスリム君イエロー令和を試してみよう

立ったまま使える

導入コストとランニング費用を安く抑えながら効率的なほうれん草の収穫をしたい方は、ぜひカミイエ農機具製作所の「スリム君イエロー令和」をお試しください。手動タイプの根切り機となっており、自走式タイプのものに比べて低予算で導入いただけます。

スリム君イエロー令和はほうれん草の横に立ち、押し進みながら前進するだけでほうれん草の根切りが行える商品となっているため、株ごとに腰を下ろす手間を削減できる道具です。

メンテナンスで長く使える

手動タイプのほうれん草の根切り機は、長く使えば使うほどコスパが良くなります。スリム君イエロー令和は本体を長くご利用いただけるように、替刃もご用意しています。

また、切れ味が良くなるように改良が行われたモデルとなっておりますので、切れ味を保ちやすくするためにメンテナンスとしてオイルを塗布してお使いください。

>>カミイエ農機具製作所とスリム君イエロー令和について

まとめ

ほうれん草の収穫は根切りを行う作業となるため、少量であれば収穫包丁や収穫鎌などの小型な刃物での作業が適しています。収穫数が増えると労力も増すことから、栽培の規模に合わせた道具選びを行いましょう。

一度にいくつものほうれん草を収穫する方は、ぜひ農家さんにお使いいただいた声を基に改良を行っているスリム君イエロー令和をお試しください。

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