車の日焼けやタイヤなどの収納ができる車庫は、利便性が高いことから「できれば自宅に設置したい」などのように考える方もおられるでしょう。日本の北側に位置する「北海道」は降雪量や積雪量も多い傾向があり、活動時間帯の除雪の手間を軽減する目的で導入を検討されている方もいるかもしれません。
一方で、設置にはある程度の費用がかかることから、「できるだけ安い価格で建てたい」と思うことがあります。そこで、この記事では北海道で利用する車庫を選ぶポイントや価格の傾向についてご紹介していきます。
北海道の車庫は安い価格で建てられるの?
オーダーメイドは高い傾向がある
北海道で利用されている車庫には、メーカーが用意している形の定まったタイプと、立地や条件に合わせてオーダーメイドで発注するタイプがあります。オーダーメイドは好みの仕様やサイズ感で建てられるため、こだわりの車庫を設置する際はオーダーメイドになる傾向があります。
しかし、価格はメーカーがシリーズ化して販売している物に比べ、オーダーメイドの方が高い傾向があります。かかる費用は希望する特徴などによって異なることから、まずは見積もりでどのくらいの費用が掛かるのかを確認するとよいでしょう。
停める台数や規模で変わる
車庫を建てる際は使用する素材の量によっても変化するため、駐車台数が多ければ多いほど、金額も高くなる傾向があります。
そのため、複数台の車が停められるサイズ感を求める場合は、一般的に一台用の車庫よりも費用が高くなると思ってくとよいでしょう。
建てる車庫の種類で変わる
車庫は数多くの種類があり、窓付きや自動シャッタータイプなどのようにそれぞれ特徴が異なります。メーカーが販売している製品も、このような特徴によってさまざまな価格帯が用意されています。
そのため、オーダーメイドではないケースであっても、どの種類の車庫を選ぶかによってかかる費用も異なります。
安い価格で欲しい!北海道で車庫を利用するメリットとは?
車庫を利用するメリット
車庫は各方面に壁や屋根が設置されるため、車にダメージを与える直射日光・雨・風などから守れる設計となっています。また、シャッターなどのドアを設置することで、防犯性も高めることができ、自宅内での収納場所に困るタイヤや車の備品を収納する際にも役立ちます。
雪国である北海道では、車庫に車を収納することで車周りの除雪の手間を軽減でき、落雪などから車体を守る役割も期待できます。
車庫を利用するデメリット
車庫のデメリットは設置にかかるコストや、設置できる場所が限られていることでしょう。車庫は新築を建てる際と同様に、建築確認申請が必要となります。
一方で、建築物扱いにならない種類のカーポートや物置の場合は建築確認申請は不要となり、固定資産税も不要となることから、用途や目的に合わせてタイプを選ぶとよいでしょう。
北海道の車庫に向いている種類はどれ?
パイプタイプ
比較的導入コストの低い「パイプタイプ」は、ビニールハウスにも似た形状のものです。こちらはパイプを組み立てて建てることから、ガレージタイプに比べて強度が弱い傾向があります。
雪国であっても利用されることはありますが、積雪などによって潰れた場合は車を傷つけてしまいます。アーチ状の屋根の形状であっても雪が落ちにくく、こまめな雪下ろしを行うこととなり、「雪の重みに耐えられず潰れてしまった」というケースも少なくないことを踏まえて検討するとよいでしょう。
カーポートタイプ
カーポートタイプは建築物になるものとならないものがありますが、耐久性のある物であれば基礎工事などを行い設置するものとなります。ガレージタイプに比べて壁が少ないものとなりますが、屋根を付けられるため強い日差しや積雪から車を守れる特徴があります。
また、ガレージタイプに比べて施工費用も安く、施工期間も短い傾向があります。立地に合わせた形状に加工しやすいといったメリットもあります。
ガレージタイプ
ガレージタイプは全面が覆われた建物上となるため、防犯性が高く収納なども行いやすい形状です。一方で、これまでに紹介したタイプのなかでも価格が高い傾向があり、施工にかかる時間も長くなる特徴もあります。
室内空間に仕上がるため強風などによる被害から車を守ることができ、耐久性も高いことはガレージタイプならではの魅力でしょう。
北海道に車庫を建てるなら業者に施工依頼をしよう
専門的な作業がある
「車庫を建てるなら、自分で行うと安い価格で済ませられるのでは?」と考える方もおられるでしょう。近年ではDIYブームもあり、建築などを自分で行うという選択肢も生まれているかもしれません。
車庫を建てる場合は基礎工事などを行うため、専門的な作業に慣れている方やDIYに凝っている方などに当てはまらない場合は、専門業者に依頼すると良いでしょう。完成した車庫の内装などを自分でアレンジする程度に留めておくと、失敗のリスクを軽減できます。
耐久性も求められる
北海道は雪国であることから、積雪の重みに耐え抜く耐久性も求められます。そのため、工程や使用する素材などへの知識がないと、建物が潰れてしまう可能性もあります。
雪の重みに耐えられなかった場合は建物だけでなく、中に停車していた車の破損や通行人などに危害を与えてしまう可能性も考えられるため、安さばかりを優先するような安易な判断はおすすめできません。
安い価格で建てたい北海道の車庫を選ぶポイント
頑丈な設計の車庫を選ぶ
車庫には大きく分けて「パイプ・カーポート・ガレージ」の3タイプがありますが、安さだけを優先して判断することはおすすめできません。先述の通り安さが魅力的なパイプタイプは耐久性に不安要素があることから、積雪の多い地域などでは慎重な判断を行いましょう。
大切な愛車を守る車庫は、不安が少なく導入できるコストで判断することがおすすめです。設置場所や目的に合わせて、メリットの多い車庫のタイプを選びましょう。
建てたいサイズと敷地を確認して選ぶ
車庫を建てる際は、設置するサイズや設置場所にできる面積の広さなどによって、設置できる車庫のタイプが制限されることがあります。
「面積の広さはどのくらいか」や「何台分の大きさの車庫を建てるのか」などを検討し、切り詰めの必要性などを考慮しながら判断することがおすすめです、
シャッターの有無を選ぶ
車庫の価格を少しでも安くしたいときは、シャッターの有無などのような仕様も確認すると良いでしょう。車庫の形状によっても価格は変化し、シャッター有りのものよりも無しのものの方が安い傾向があります。
車庫の形状は使用感に直接影響するものなため、用途や目的に合わせてどのタイプにするかを検討してみましょう。
北海道のカーポートや格納庫のご相談はカミイエ農機具製作所へ!
上川管内を拠点に道内の幅広い地域へ対応
カミイエ農機具製作所は、北海道の道北をメインとして活動しており、雪の多い地域に耐え抜く建物をご提供しております。雪の性質に負けない建物を造るために、材質選びや構造への配慮を徹底しています。
骨太な柱を使っていても構造が整っていなければ建物自体が狂ってしまうことから、「建物は生きている」という概念を基に研究を重ね、お客様に適したご提案を心掛けております。
立地に合わせた設計での製作
道北の地特有の雪の悩みは数多くあり、これまでに何十件もの潰れてしまった建物を目の当たりにしてきた経験から、立地に合わせた材質選びにまでこだわっています。
また、お客様にとって最善の提案ができるよう配慮しており、立地状況や市場の動きによっては安く買える市販品をおすすめする場合もございます。出張対応も行っていますので、雪国でのカーポートや倉庫などの導入をご検討されている方は、ぜひ一度カミイエ農機具製作所へご相談ください。
まとめ
雪の多い北海道で車庫を建てたいときは、安さだけでなく耐久性や特徴も考慮して判断を行うと、設置後も満足できることでしょう。安さばかりを重視してしまうと耐久性が弱くなり、積雪に耐えられずに潰れて車庫や愛車までも傷つけてしまう可能性があります。
北海道の雪に耐えられるカーポートや倉庫などの鉄骨建設構造に興味がある方は、ぜひ下記フォームからカミイエ農機具製作所へお問い合わせください。