屋内や屋外で暖をとる手段として近年注目を集めている薪ストーブ。せっかく薪を焚くなら、火や熱を利用して料理を作ってみたいと思ったことはありませんか。
薪ストーブはさまざまな形状があるので、使う製品によって作れる料理や調理方法が異なりますが、何かしらの料理を作れるものが多いです。上手に薪ストーブの熱を利用して、美味しい料理を作ってみましょう。この記事では、薪ストーブを使って作れる料理や作るときに活用したい調理グッズを紹介します。
薪ストーブで料理を作ってみよう
薪ストーブとは
薪ストーブは、薪を燃料として火を焚く暖房器具のひとつです。暖炉も薪を燃料としますが構造に違いがあり、暖炉は火が開放されたものが多く炉内の空気量を調節する機能がないのが一般的です。
それに比べて薪ストーブは、火の全面を囲う構造になっていて炉内の空気量を調節できるので、薪の燃焼具合を調節できるようになっています。
薪ストーブの魅力
薪ストーブの魅力は薪が燃える火を近くで感じることで、癒しを感じやすいことではないでしょうか。焚き火のように揺らめく火はなんとも美しく、じっと眺めていたいと思う方も少なくありません。薪ストーブにはガラス窓の付いた製品があるので、火の揺らめきを眺めることも可能です。
また、薪ストーブは炉が囲われているので、しっかりと密閉されて煙突から排気しているものであれば室内の空気を二酸化炭素で汚さずに使用できます。
薪ストーブで作れる料理とは?
煮込み料理
薪ストーブはその場を暖める目的で火を焚くことから、長時間その熱を活用することができます。そのため、長時間火にかける煮込み料理を作る際に薪ストーブを活用すると、薪を焚いた熱を有効活用できることでしょう。
例えば牛すじ煮込みや具だくさんのポトフ、カレーやシチューの下準備などのように、長く火にかける料理であれば、薪ストーブの上に乗せておくだけでグツグツと煮込むことが可能です。ただし、水分の蒸発によって鍋底が焦げたり火災の原因になってしまったりと思わぬトラブルを招く可能性もあるので、目を離さないことが大切です。
焼く料理
薪ストーブの熱は鉄板などに伝わるので、その熱で食材を焼くことも可能です。鉄板を乗せて肉を焼くようなワイルドな調理をする方もいますし、フライパンなどに卵やウインナーを乗せてちょっとした朝食を作る方もいます。
火力は薪の焚き具合によって変わるので、弱火強火といった細かな調整は難しいかもしれませんが、簡単な炒め物などは作ることが可能です。
オーブン調理
最近は薪ストーブの需要が高まっていることで、薪ストーブの上に置けるピザ用窯も登場しています。薪ストーブの炉内にオーブン室が付いている製品もありますが、そうでない場合であってもプラスアイテムを使うことでオーブン調理が行えます。
朝食でトーストを焼くといった料理からピザやグラタンのようなオーブンで作る料理まで、アイデア次第でさまざまな調理を楽しむことが可能です。
薪ストーブでの料理で使いたい調理アイテム
ダッチオーブン
アウトドアの人気が高まっていることもあり耳にする機会が増えている「ダッチオーブン」は、分厚い金属で作られた鍋のことです。ずっしりと重みのある鍋で、蒸気を閉じ込めて調理ができます。
金属の厚みがある分丈夫なので長く使うことができ、直火はもちろんのこと、鍋のフタの上に熱した炭を乗せて上下から熱を与えることもできるアイテムです。煮込み料理だけでなくご飯を炊くといった活用もできるので、万能鍋として注目されています。
スキレット
スキレットは重みのあるフライパンで、家庭で使う一般的なフライパンに比べて分厚い金属で作られています。ダッチオーブンのフライパン版というとイメージがつきやすいかもしれませんが、強い火で調理が行えるので薪や炭を使った調理で活躍します。
また、鉄の厚みがあるので熱を均一に与えることができ、熱が冷めにくいのも特徴です。見た目もおしゃれなので、調理後は鍋敷きなどを使いながらそのままテーブルに出して食べることが可能です。
ピザ焼き器
先述でも少し紹介しましたが、薪ストーブや焼き台の上に置くタイプのピザ焼き器も登場しています。形状はさまざまで、底の広い鍋のような形をしたものから、窯の形をしていてピザストーンの上に乗せて焼くものまであります。
以前はアルミホイルに包んだ状態で網の上に乗せて焼いていたという方も少なくなかったことから、このようなアイテムの登場は薪を愛するユーザーの心を揺さぶるのではないでしょうか。
大きな薪ストーブで暖かく過ごそう
大きな薪を焚けるドラム缶サイズの薪ストーブ
薪ストーブにはキャンプ向けの軽量でコンパクトに収納ができるタイプから、業務用で作業場を暖める大型タイプのものまで幅広い製品があります。カミイエ農機具製作所では、作業場への設置に適した大型タイプの薪ストーブをご用意しています。
ドラム缶と同じ規格に足が付いており、直径約56cm・高さ約90cm(多少サイズが上下することがあります)です。そのため大きな薪をそのまま焚くことができ、薪をつぎ足す手間の削減が可能となっています。また、鉄が薄いと底が抜けてしまうので、厚くて丈夫な薪ストーブになるよう改良を重ねた商品です。
縦型と横型がある
設置場所などによって縦型と横型が選べるよう、2つの形状をご用意しています。灰出し口などもあるので、日々のメンテナンスも行いやすくなっています。煙突は4寸から4寸5部がおすすめですので、設置される際は参考にされてください。
ドラム缶型なので横型の上部は丸みを帯びていますが、オプションでやかん置きとなる天板をお付けすることも可能です。こちらの動画の00:40でご紹介していますので、ご希望される方はお問い合わせください。
まとめ
薪ストーブは薪を活用できる暖房器具で、周囲を暖める熱は料理にも生かせます。煮込み料理・焼き料理・オーブン料理などの幅広くの調理に利用することができるので、上手に活用してみてはいかがでしょうか。
据え置きタイプの大型な薪ストーブの利用を検討されている方は、大きな薪が焚ける薪ストーブの利用がおすすめです。カミイエ農機具製作所の薪ストーブはドラム缶サイズなのでぜひご活用ください。