カーポートの価格はいくら?設置の流れや特徴もご紹介

農業ノウハウ

駐車中の車を直射日光や雨から守りたい……。このような時にカーポートの設置を検討される方も多いのではないでしょうか。カーポートは壁がない車庫のようなもので、雨や雪、鳥のフンなどへの対策や、車の日焼け対策などで活用されています。

カーポートを設置すれば雨の日も濡れずに車の乗り降りができるでしょうし、車の塗装やコーティングが守れれば手放すときの買取査定額が高くなることもあるでしょう。

建物として扱われるガレージとは異なり、設置するカーポートの規模によっては固定資産税がかからない(2023年2月現在)ことから、簡易的な車庫の設置として検討される方も少なくありません。

では、ガレージを設置する際にはどのくらいの予算が必要になるのでしょうか。この記事では、カーポートの設置を検討する際に気になる価格の目安や素材の種類や設置方法ごとの特徴についてご紹介していきます。

カーポートの価格はいくら?

1台分の場合

カーポートには複数の形状があり、駐車できる車の台数も異なります。1台が駐車できるサイズのカーポートの場合は片側支持タイプの形状をした商品を見かけることが多く、選ぶデザインや使われている素材などによって価格も幅があります。

おおよそ10万円くらいで販売されているものから、高いものでは50万円以上の価格も見つかるでしょう。また、設置にかかる費用は主にカーポート本体代金と、基礎工事などを含む組み立て費用です。カーポートの足元をコンクリートにする場合などのように、カーポートの設置と同時に行いたい要素によってプラスでかかる費用もあります。

2台分の場合

2台の車を駐車できるサイズのカーポートになると、4つの支柱が設置された両側支持タイプの形状をした商品が多くなります。カーポート設置時に1台のみを所有している場合でも、将来的に2台を所有する予定がある方は2台用のカーポートの設置を検討すると良いでしょう。

一般的に1台用のカーポートを2つ設置するよりも2台用を設置した方が安く済む傾向があり、1台で利用するときも乗り降りの際に広々としたスペースを確保できるので雨に濡れにくくなるでしょう。

価格は安いものだと20万円を下回るものも見つかりますが、耐積雪仕様の頑丈なものなどは100万円以上の商品もあります。使われている素材によって価格も大きく変化するので、耐久性や特徴も確認しておくと良いでしょう。

それ以上の場合

カーポートは大きいものになると3台以上を停められる商品もあります。横並びになる並列駐車タイプもあれば、2台ごとに前後へ縦列駐車するタイプもあります。価格は大きさや素材によって大きく変化してくるので、比較しながら検討すると良いでしょう。

また、選ぶときは設置場所の面積の確認も欠かせません。どのくらいのスペースを確保できるかによって設置できる形状も変わります。

カーポートは工事費用もかかる

基本費用

カーポートを設置する際の基本費用は依頼する業者や作業を行う規模によって費用も変化しますが、安いケースで1台分がおおよそ5万円くらいではないかといわれています。カーポートの設置は本体の組み立てや柱を立てる場所に穴を開ける作業、基礎工事などが含まれます。

また、この工程を行うときに不要な土が出たときは、その処分の費用が発生することもあるでしょう。カーポートの本体代金に加算され、作業人数やかかる日数によっても大きく変化してくることが予想されます。

オプション費用

カーポートを設置したいと思う場所を確認すると障害物があり、そのままでは設置できないケースもあるでしょう。このような場合はカーポートの屋根や柱を加工して、設置ができるように調整する作業が生まれます。

設置場所だけでなく駐車予定の車の高さとカーポートの高さが合わないときに、高さを上げる加工などを行うといったケースもあるでしょう。商品を選ぶときにサイズの確認が必要ですが、このような点も意識して選ぶと加工料金が抑えられる場合もあります。

また、使い勝手を向上させるために人感センサーを設置したいときや、古いカーポートを撤去して入れ換える予定がある場合なども設置費用の他にさまざまな費用がかかるでしょう。

カーポートを設置するときは価格以外もチェックしよう

設置する面積のサイズ感

カーポートを選ぶときに、停められる台数に注目して商品を選ぶ方も多いのではないでしょうか。カーポートのサイズは台数やデザインが似ていても、商品によってサイズは異なることがあります。

最初に見た商品を基準に「全部同じだろう」と思い込んでしまうと、設置スペースにぎりぎり入るサイズを予定していたはずがはみ出てしまい、加工が必要になってしまうこともあるでしょう。カーポートを選ぶときは商品ごとのサイズを確認し、予定の場所に設置できるかを確認しましょう。

利用予定の車のサイズ感

大きな車を利用している方や今後乗り換える予定がある方は、車の高さや横幅にゆとりがあるかを確認しておきましょう。立体駐車場に車両の高さ制限があるように、カーポートも商品によって格納できる車両の高さが異なります。

設置してから車が駐車できないという事態を避けるために、あらかじめ車高や問題なくドアが開閉できる横幅があるのかを確認しておきましょう。

地域に適した強度や種類

カーポートは商品ごとに強度や耐久性能などが異なりますので、お住いの地域に適した設計になっているかを確認しましょう。積雪が多い地域なのに耐積雪量が少なかったり、台風被害を受けやすい地域なのに耐風圧強度が低かったりと、状況に適さない商品を設置してしまうと倒壊するリスクが高まります。

万が一の事態に備えてなるべく耐久性が高いものを選んでおくと、急な天候の変化にも対応しやすいでしょう。

デザイン性

カーポートのデザインは、片側支持タイプ・後方支持タイプ・両側支持タイプのように商品によって柱の位置が異なります。両側支持タイプは比較的強度が高く、雪の多い地域や強風を受けやすい地域などで選ばれることの多い種類です。片側支持タイプや後方支持タイプは一方向に柱があるので、狭いスペースへの設置に適している特徴があります。

また、屋根の形状も地面に対して水平なものや傾斜があるもの、アーチ状になっているものなど複数のデザインがあります。これらの形状は外観も異なりますが、降り積もった雪を手作業で降ろすなどのように取扱いも異なります。

カーポートを設置するときの流れ

店舗選びと見積もり

カーポートを設置するときは、依頼する業者によって価格が異なることから見積もりを取りましょう。依頼する店舗に迷うときは複数社の見積もりをとり、内容や費用を比較して選ぶこともできます。

また、予算を伝えることで削れる要素がないかを相談できる場合もあります。希望に合ったカーポートが設置できるように、細かな部分まで丁寧に打ち合わせておきましょう。

施工の流れ

スケジュールが決まってカーポートの設置が始まると、「今の状態はどのくらいの進行度合いなんだろう」と思うことがあるかもしれません。ここではカーポートを設置するときの一例の工程をご紹介します。

カーポートを設置するときは、柱をどこに立てるかを決めて地盤を作ります。穴を掘り地盤を整えて柱を建てられるようにし、柱と梁などを組み立てて柱を垂直に固定、基礎部分にコンクリートを流し込む流れです。最後に屋根や雨どいなどを取り付けるとカーポートの設置が完了します。

設置の工程はデザインや商品によって異なるので、詳しい進行状況が気になるときは依頼しているお店に確認しましょう。

カーポートの施工前に確認しておきたいこと

施工から完成までのスケジュール

カーポートの設置は規模によって変化しますが、1週間くらいで完成するものもあります。しかしこれは着工してからの話なので、いつから作業が行われるのかといったスケジュールは業者と話し合う必要があります。

お店の繁忙期などは着工に取り掛かるまでの待ち時間が長くなる可能性もあるので、この日までに設置したいといった希望があるときは早めの行動を心掛けましょう。

追加料金の有無

依頼する際の見積もりがざっくりとした内容になってしまうと、実際に着工してみて追加の工程が発生してしまい、当初の予定よりも費用が高くなってしまう可能性もあります。

打ち合わせは念入りに行い、現地調査のときにも気になる点は細かく確認しておきましょう。

カーポートの屋根の材質の違い

ポリカーボネート素材

ポリカーボネートはプラスチックの一種で、光をよく通す素材です。軽量で強度があり紫外線にもつよい性質があるのでカーポートの素材として使われることの多く、耐熱温度も100度以上であることから身の回りで見かける機会も多いでしょう。

同じプラスチック素材のアクリル板とは異なり繊細な加工がしづらいですが、プラスチック素材の中ではずば抜けて強度が高く割れにくい素材といえます。

スチール素材アルミ素材

耐久性に優れた屋根をイメージすると金属系の素材が思いつく方も多いのではないでしょうか。カーポートの屋根で使用される素材では、スチール素材やアルミ素材を見かけることが多いです。

スチール素材は耐久性に優れているので、積雪が多いなどで利用されることも多く、ステンレスに比べて低コストな素材です。アルミ素材はスチールに比べて耐久性が低くなりますが、サビにくく軽い素材として活用されています。これらの素材はどちらも光を通しません。

カーポートの支柱の種類

片側支柱

カーポートを支える柱の位置が「左側だけにある」「右側だけにある」といったように、片側のみに設置されているタイプを片側支柱タイプといいます。狭い空間にカーポートを設置する際に選ばれることも多く、家の壁に寄せるように設置するときなどにも使われます。

広い空間に片側支柱タイプを設置すると、1台分のサイズであっても片側に壁や柱がないので、ドアをぶつける心配などもなくなります。

後方支柱

片側支柱タイプの中でも、駐車場の後方に柱を設置したものが後方支柱タイプです。柱が両サイドにないことから、運転席側も助手席側もドアをぶつける心配が少なく、車の乗り降りがしやすくなるでしょう。

車の出入りがある前側に柱がないので、車を擦ってしまう心配も軽減できます。奥行きのある駐車スペースにカーポートを設置する場合などは、このタイプを選んでみてはいかがでしょうか。

両側支柱

両側支柱タイプは柱を両サイドに設置するように、4本以上の柱を配置する方法です。カーポートのサイズが大きくなるとこちらの設置方法が多くなり、片側支柱タイプに比べて強度も高くなります。

積雪や強風に負けない耐久性の高いカーポートを設置するときは、両側支柱タイプが選ばれやすいです。

北海道の雪に耐えるカーポートはカミイエ農機具製作所におまかせ!

雪の多い地域に耐える構造を研究している

カーポートの設置を検討されている方は、その地域の特徴をよく理解している店舗に施工を依頼することがおすすめです。地域によって求められる強度や特徴が異なるので、建てた後に強度が足りず潰れてしまうこともあるでしょう。

積雪の多い北海道でカーポートの設置を検討されている方は、ぜひカミイエ農機具製作所へご相談ください。上川管内を拠点として道内の幅広い地域に対応しており、豪雪地域ならではのノウハウを生かしたカーポートの設置を行っています。

「建物は生きている」という概念を基に、お客さまにとって最善の提案ができるよう日々努力しております。出張対応も行っていますが対応可能エリアは状況によって変化してしまうので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

お客様にお喜びいただくために最善を尽くしてる

「オーダーメイドは高そう……」と思われる方もいらっしゃるでしょう。実際に立地状況や市場の変動によって、既製品で安く済ませた方がメリットが多い場合もございます。

オーダーメイドでの設置よりも市販品の方がお客さまにとって向いている場合は、市販品をおすすめさせていただくこともあります。カミイエ農機具製作所はカーポートだけでなく車庫や農舎など幅広く対応していますので、道内への設置を検討されている方はぜひお気軽に下記連絡先からお問い合わせください。

まとめ

カーポートは駐車できるサイズの台数や素材、柱や屋根の形状などのように複数の種類があります。選ぶ商品や設置場所の条件、業者選びによってかかる費用は変動し、基本費用の他にオプション費用などがかかる場合もあります。

雪が多い道内でのカーポートの設置は、ぜひカミイエ農機具製作所へご相談ください。昭和7年から現在まで三代に渡る歴史を培いながら、「お客さまの笑顔が第一!そのためなら努力を惜しまぬ!」という信念を貫いています。

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