格納庫とは?格納庫を建てるメリットや使い勝手をご紹介

農業ノウハウ

農機具を取り扱っていると、「農機具専用の格納庫が欲しい」と思う方もいるのではないでしょうか。

農機具の種類や大きさによっては、車庫で保管している方や外に置かれていることもありますが、できれば専用の格納庫で管理したいと思うことも少なくないでしょう。

一方で、格納庫という言葉に聞きなれない方や、「車庫や倉庫とは違うの?」といった疑問を感じる方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、格納庫とはどのようなものなのかについてご紹介していきます。

格納庫とは

物の保管や整備を行う建物のこと

格納庫は、農機具や航空機などの保管場所として利用される傾向があります。一般的に「保管」と「整備」を行う場所として使用されるため、ゆとりのあるスペースを確保している傾向があります。

また、保管時も整備用品なども取り出しやすい収納が行われていることや、整備中の体調不良を招かないように作業に適した換気や設備環境を整えた施工を依頼されるケースもあります。

物置・倉庫・格納庫の違い

「物を収納する」という広い意味で捉えると、物置や倉庫と格納庫は似ているように感じることもあるでしょう。

格納庫との違いは「その場所で整備をするかしないか」という部分を意識すると、呼び分けがしやすいです。

また、物置と倉庫は格納庫よりも区別が難しくなりますが、保管する物の用途の違いがメインとなります。用途別の呼び分けのイメージはこちらになります。

種類特徴
格納庫物を保管し、整備を行う
物置普段使用しない使用頻度の少ない物を保管する
倉庫ストックしたい物を長期的に保管する

このような違いから、農機具を収納し整備を行う目的の建物は「格納庫」と呼ぶとよいでしょう。

農機具の保管を格納庫で行うメリットとは?

防犯対策が行える

外にむき出しになった状態で保管すると、盗難リスクなどの問題が気になるかもしれません。大切な農機具は、できる限りの防犯対策を行って保管しておきたいものです。格納庫を用意することによって戸締りを行えるため、盗難リスクを下げる際に役立ちます。

また、セキュリティ面が気になる場合は、格納庫自体の鍵などにこだわることで、格納庫に入れた農機具全ての防犯対策を向上できます。

防犯対策を高めるのであればガレージなどの防犯対策として使われている、次のような防犯グッズも追加すると役立ちそうです。

センサーライト防犯アラーム
防犯カメラ補助鍵

収納しやすくなる

格納庫を利用していないときには、大きな農機具を縦列駐車のように配置することになり、使用時に移動させる手間がうまれることもあります。

このような問題は、保管方法を横並びに変えるなどの方法をとることで解決できるため、専用の格納庫を利用するとより利便性が高まります。

また、スペースを有効活用できる空間づくりを意識しながら、状況に合わせて必要な広さや形状で設置すると、日々の使い勝手も改善されます。

作業や休憩スペースにできる

農業は野外での作業が多く、炎天下のなかではより厳しい労働となります。そのような際に一息つける休憩スペースがあると、体力の回復もしやすくなるでしょう。

格納庫は日陰を作ることできるため、一角に休憩スペースを設けるといった使い方もできます。

水分補給の際や作業途中の休憩の際などに、土足のままで休める場所として活用するといった使い方もおすすめです。

農機具用格納庫を建てるときのポイント

農機具が通れる大開口

農機具用の格納庫を設置する際は、出入口となる扉は大きく開くように設計することがおすすめです。

農機具はさまざまな大きさがありますが、小さな入り口にしてしまうと後々大きな農機具を使用するとなった際に出し入れができなくなってしまいます。

長期的に利用することも考慮しながら仕様を検討することで、利用状況が変化しても使い勝手の良さを継続できる格納庫となりますので、必要最小限に納めたいと考える際はその点も意識されるとよいでしょう。

強度のある床面

格納庫を設置する際に、用途に合わせた広さや使い勝手には目が届きやすいものですが、一方で見落としやすいのが床面です。

農機具は大型になると重量も重くなるため、床面の素材が適さないとその重さに耐えられない可能性もあります。

使用する際の総重量も考慮し、見栄えだけでなく耐久性と使い勝手もイメージしながらどのような格納庫を設置するべきかを判断していくとよいでしょう。

耐久性の高い格納庫を建てよう

北海道は積雪への耐久性も求められる

北海道で使用する格納庫は、機能性だけでなく積雪に耐え抜く耐久性も兼ね備えなくてはいけません。屋根に降り積もった積雪の重みに耐えられないと、大切な農機具を入れた格納庫が潰れてしまい、被害が大きくなってしまうこともあるでしょう。

通常の家屋でも雪の重さに耐えられず、北海道では建物の倒壊を起こすことがあります。2022年は特に降雪量が例年よりも増えた地域もあり、集中的なドカ雪によって被害を受けた件数は昨年を大きく上回ったといわれています。

このように、北海道の積雪被害は「例年の被害が少ないから大丈夫」と言い切ることが難しい現状です。大切な農機具を収納する格納庫も耐久性にこだわって用意しておくことをおすすめします。

土地に合わせた施工ができる業者に相談しよう

農舎や格納庫を用意する際には、その土地の環境に合わせた施工が行える業者を選ぶと、条件に合った耐久性が得やすくなります。カミイエ農機具製作所は北海道のなかでも例年積雪の多い可道北の地で活動しており、厳しい冬を乗り越える設計を独自に研究しております。

数多くの経験や知識をもとに、その土地やお客様のご要望に合わせたおすすめのプランを提案しております。道北や上川管内での対応をメインとして承っておりますが、受注状況などによって対応範囲は変動しています。

気になる方は下記のお問い合わせフォームやLINEなどから、お気軽にご相談頂ければ詳しい対応状況をご説明させていただきます。

まとめ

格納庫は農機具の保管や整備を行う際だけでなく、休憩スペースの確保や防犯対策等にも役立ちます。車庫や物置とは別に管理を行うことで、より利便性も向上することでしょう。

長期的な利用を検討する場合は、耐久性があり使い勝手のよい格納庫を手に入れましょう。

北海道で使用する格納庫は、ぜひカミイエ農機具製作所へお任せください。昭和7年創業の歴史ある当社が、お客様のお声に全力で向き合わせていただきます。

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